8月のお盆時期、お墓参りに行く人も多いと思います。
お墓参りに欠かせない(定番?)のは植物(仏花)を供えることです。
代表的な植物は樒(しきみ)と榊(さかき)ですね。
でも、
- 正直言って見た目も似ているしよく分からない・・・
- どういう違いがあるのか分からない・・・
- お墓参りにはどちらを選択したらいいか分からない・・・
という人、かなりいると思います。
最終的には「仏様を思う気持ち」が大切なのでどちらでも構わないと私は思っていますが、一般的にどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
(信仰心が少なくてすみません・・・)
樒(しきみ)と榊(さかき)は仏教と神道の違い
樒と榊は、どちらも広葉湯でパッと見、ほとんど同じに見えてしまいます。
でも実は植物的にも使われ方にも差があります。
樒(しきみ)は「仏教」の儀式で使われることが多い植物です。
(アウストロバイレヤ目マツブサ科シキミ属)
実はこの樒、有毒の種を出します。
そのため、樒を備えておくとお墓から動物を避けることができるので、お墓を守るという目的だったようです。
実は取り扱い注意の植物です。(独特の香りがあります)
お墓のお供えとしては最もポピュラーだと思います。
※ちなみに「しきみ」と「しきび」は同じ植物(樒)を指しています。方言三田なものです。
榊(さかき)は「神道」に関係します。
(ツツジ目モッコク科サカキ属)
榊の文字にも含まれているように「神」と「木」でなんとなく神様に関係していると想像できますね。
いわゆる「神棚」に備えられている植物です。(ほとんど香りがありません)
樒(しきみ)と榊(さかき)の見分け方
葉っぱの形
樒は、5枚で1セットの葉っぱの付き方をしています。
榊は、1つの枝から2枚セット(一対)に左右対称に葉っぱが付いています。
香り
上でも書きましたが、樒には独特の香りがあります。榊はほとんど香りはありません。