アツいアツい夏・・・
家の中でも熱中症になる可能性があるので、エアコンは積極的に使っていきたいですね。
私が子供のころはエアコンはまだまだ普及しておらず、図書館や大きなスーパーに入ったときはすごく気持ちよかったことを覚えています。
今はほとんどの家にエアコンがついていますが、エアコンのスイッチON、OFFのタイミングでかなりの電気代が無駄になっているかもしれません。
エアコンの電気代について考えていきます。
エアコンのON、OFFは気を付けて
エアコンのスイッチを1日に数回ON、OFFする場合は、つけっぱなしより電気代が高くなることがほとんどです。
・・・これショックですよね。電気代のことを思って、使わないときは切っておこう、とOFFにしているのに、逆に高くなってしまうなんて・・・
エアコンは冷房でも暖房でも、室温を設定温度まで持っていくときに一番電力を使います。
いろいろな人が実験をしてくれていますが、
エアコンのON、OFFを1日に3回以上する場合は、24時間つけっぱなしよりも電気代が高くなる
ことが多いようです。
仕事をしている人なら12時間くらいは外に出ていることが多いと思うので、さすがに24時間つけっぱなしにするまではしなくてはよいと思いますが、
- 外気温が非常に高い時
- 少しお出かけする時
は、エアコンを切らずにつけっぱなしにしておいた方が電気代が安くなると思います。
ただし、冷房病にかかってしまう可能性もあるので、温度の下げすぎにも注意してくださいね。
(急な温度変化は自律神経失調症に似た症状が出る場合があります)
エアコンの運転は「冷房」「除湿」どっちが良い?
除湿って、エアコンの機種によっても考え方が違うので、まずは除湿の説明からします。
除湿には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があります。
一般的には弱冷房除湿が多いですが、再熱除湿のエアコンもあります。
- 弱冷房除湿…室温を下げつつ除湿
- 再熱除湿…室温を下げずに除湿
という違いがあります。
除湿は空気中の水分を取り除くわけですが、その際に空気が冷やされます。
再熱除湿は、その冷やされた空気を温め直してから室内に戻しているため、電気代が高くなるんですね。
比較的高機能なエアコンにある機能です。
「室温を下げつに湿度だけ取りたい!」という希望をかなえてくれるエアコンです。
電気代を
- 一番安くしたい場合は「弱冷房除湿」
- その次が「冷房」
- 一番高いのは「再熱除湿」
です。
それぞれの機能を上手に使ってくださいね。
エアコンをどう使うのが電気代が一番安いのか
- エアコンは頻繁にON、OFFしてはいけない
- 冷房と除湿を使い分ける
ことは分かりましたが、真夏のエアコンの電気代がどうすれば安くなるか自分なりに考えてみました。
エアコンは設定温度を低くすればするほど電気代がかかります。
つまり電気代のことを考えたら、設定温度を下げすぎるといけません。
地域にもよりますが、27度~28度設定で、扇風機を使う方法なら劇的に電気代を抑えることができるはずです。
しかも、最近の扇風機すごいですよ。
DCモーター扇風機を知っていますか?
今までの扇風機はAC(交流)で動いていましたが、DC(直流)で動く扇風機が今話題なのです。
DCモーター扇風機の特徴は
- 羽の回転を幅広く設定できる(小さな風を効率よく起こす)
- 消費電力が少ない
- 従来の扇風機より本体価格が高い
です。
商品はピンきりですが、電気代は1か月使っても数十円なので「ほぼ電気代はかからない」と思ってもらっていいくらいです。
室内の広さや窓の断熱、エアコンの機種によっても室温の下がり方は様々ですので一概には言えませんが、エアコンをいつもよりも高い設定温度にしておいて、DCモーター扇風機も併用で過ごす方法が長い目で見ると電気代が下げられそうです。
エアコンはよく「28度設定」が電気代がかからなくてよい、と言われますが、28度と27度に劇的な差があるわけではなく、1度上げたり下げたりすることで商品電力が変わり電気代に影響します。
恐らく28度設定が夏場でも過ごせるぎりぎりのラインで、28度設定が広まったのだと思いますが、特に暑い日などは28度にこだわらずに熱中症にならないように設定を変更をしてくださいね。
扇風機もうまく使ってエアコンにかかる電気代を賢く削減していきましょう。