梅雨時期、カビを気にしたことがあると思います。
梅雨は、部屋に最もカビが繁殖しやすい時期ですが、お風呂や観葉植物などの状況によっては年中カビの危険性があります。
カビが発生しやすい温度は20~30度(特に25度前後)で、湿度は70%以上と言われています。
梅雨時期はまさに上の条件を満たしますね・・・
東京都でしたら6月7月は
- 気温の平均値は6月は23度前後、7月は27度前後
- 湿度の平均値は75%前後
ですので、カビにとっては嬉しい季節なのです。
もちろん人間にとって必要なカビもあります。
- 日本酒、焼酎などのアルコール
- 醤油や納豆、チーズなど
今回は人間にとって有害なカビについて注目します。(ちなみに水虫もカビです)
カビは危険という認識があると思いますが、どのような危険性があるか見ていきましょう。
目次
カビの危険性
カビによる健康被害は、重度のものから「なんだか慢性的に調子が悪い」など幅広いです。
赤ちゃんや高齢者、病気などで抵抗力が落ちている人は病気になってしまう可能性もあるので注意が必要です。
カビは目に見えない大きさで浮遊しますので、知らず知らずのうちに吸い込んでしまうことが怖いのです。
黒カビ
住宅内に最も繁殖するカビ「黒カビ」です。
結露が多いところによくいます。(壁の端っことか)
アレルギーの原因にもなるカビなので、見つけたら掃除しましょう!
黒カビの人体に及ぼす影響は
- 気管支喘息
- アレルギー性鼻炎
- アスペルギルス症(カビ性肺炎)
などがあります。
青カビ
青カビと聞くと私はブルーチーズを思い出します。(ナチュラルチーズ好きなので)
青カビといっても有害な青カビ、無害な青カビと種類があります。
米やみかん、パンを放置していたら青というか緑というか、カビが生えますよね?
実は食品だけではなく壁やクローゼットにも生えるのです。
黒カビよりも危険性は少ないとされていますが、青カビが生えているということは他の強力なカビも繁殖している可能性があるので注意が必要です。
青カビだからといってすべてが青っぽいとは限らないようで、白っぽい青カビもあるようです。
赤カビ
お風呂場の壁や床がピンク色になってぬるぬるしていませんか?
それが赤カビです。水分が多い所で繁殖します。
赤カビが体内に入ることで「嘔吐・下痢」の症状が出ることがありますので、注意が必要です。
カビの発生しやすい場所
今回は掃除もテーマにしているので、食品に生えるカビは考えませんね。
お風呂場
赤カビが繁殖しやすい代表的な場所です。
水垢(みずあか)とは赤カビのことです。掃除をすれば割とすぐに取れるので、赤くならないうちに掃除できれば一番いいですが・・・
梅雨時期はどうしようもないかもしれませんが、お風呂場の換気は必ずしてくださいね!
お風呂場にバスタオルを干すこともあるかもしれませんが、湿気が多いとタオルにも赤カビが付着して、知らず知らずのうちに体内に入るかもしれませんので、気を付けて下さい。
エアコン
エアコンから変なにおいがする場合は、カビを疑ってください!
タバコや埃(ほこり)が原因の場合もあるかもしれませんが、特に埃にはカビが生息している可能性も高いので注意が必要です。
吹き出し口が黒ずんでいたら、まずカビですね。
洗濯機
洗濯機の洗濯槽には黒カビが生えやすいです。
湿度が高くカビが繁殖するのに適しているからです。
そんなカビだらけの洗濯機で選択していたら・・・ちょっと怖いですね^^;
キッチン・シンク
排水溝には本当にカビが繁殖しやすいです。
汚い排水溝の細菌はトイレよりも多いそうです・・・
シンクは繁殖が早く、数日油断していると黒い点々が周りにこびりついているときがあります・・・
そんなところで料理をしたくありませんね!
掃除しやすい場所ですから、こまめにやりたいものです(希望)
壁(クロス)
家のクロスを隅々まで見て下さい。
特にクロスが白系でしたら、カビがある場合はすぐに発見できると思います。
湿気が溜まりやすい隅の方などが黒カビの住家になっていませんか?
網戸
カビ生えます。
暑いなー、と窓を開けて網戸にして、網戸がカビまみれになっていたら・・・
風でカビが入ってきちゃいます。
カーテン
窓に近いレースのカーテンに黒いぽつぽつがありませんか?
それ、カビです。黒カビです。
下駄箱・靴
ずっと履いていない革靴に白いものがついていませんか?
それ、多分カビです。
カビ取りの方法
カビ取りの時は掃除機は使わないでください!
でもホコリが溜まっているところは掃除機を使わないと厳しいですが(笑)
私はクイックルワイパー派です・・・
カビがある部分に掃除機を使うと、カビが舞います・・・飛び散ります・・・吸い込んでしまいますので。。。
まずは洗濯機のカビ取りからスタート
私のオススメは
洗濯機の洗濯槽のカビ取りは時間がかかりますが、放置しておく時間が長いのでまず準備します。
洗濯槽を放置している時間に、壁やお風呂場などの掃除をする。
というパターンです。
そして洗濯槽の掃除(カビ取り)にはイチオシのこの商品!
私の近所のドラッグストアを数軒まわりましたがどこにも売っていなく、amazonで購入しました。
これ、かなりオススメです。
使い方は簡単。
- 洗濯槽に装備されているホコリ取りを外す
- できれば40度くらいのお湯で洗濯槽を満たす(私は水を入れて後で熱湯を足しました。やけど注意!)
- 酸素系漂白剤をお湯で溶かし、洗濯槽に入れます。(洗面器でやりましたので何度かに分けて入れました。しっかり溶かしてくださいね)
- 脱水させないようにして、洗濯機を回します。洗いのみです。(5、6分でOK)
- それから2、3時間放置します。(この間に他の場所の掃除!)
- フタを開けてください・・・驚きます。
- 金魚すくいのようなものでこびりついた汚れをすくい取ってください!
- すくい取ったらまだ脱水せずにまた洗濯機を回します。
- そしてまた放置。
2回位やれば大分取れると思いますが、まだやばいものが浮いてくる場合は繰り返してください・・・
もういいかな、というところまで行けば、普通に排水→注水→洗い→すすぎ→排水のように洗ってください。
着るものをキレイにするための洗濯機がいかに汚れているかがわかると思います。
私は酸素系漂白剤を使った時にショックを受けました・・・
洗濯槽の掃除(カビ取り)は放置時間が長いので、その間に壁(クロス)の拭き掃除やお風呂掃除などをします。
洗濯槽を洗っている間に壁(クロス)のカビ取りを
カビ取り用の商品がたくさん販売されていると思いますが、結構「強い」んですよね・・・
しかもカビは根をはるので、ごしごしこすらないと落ちませんから、そこに強い薬剤を使ってしまうとクロスがハゲたりふやけたりする恐れがあります。
基本は雑巾を濡らしてしっかり絞って拭いていきますが、殺菌作用の高い「お酢」を使うと、カビを殺菌してくれるので、試してみてください。
重曹を使う人もいるようです。