みなさん、読書感想文、手こずってますか?(笑)
私は読書感想文がいやでいやでしょうがなかったです・・・
そんな私が今伝えたい読書感想文の書き方です。
読書感想文で最も大事なことは本選び
興味のない本は読みたくないし、そんな気持ちで読んでも面白くありません。
本にはジャンルがあります。
- 小説(現代小説・推理小説・歴史)
- 映画原作
- ノンフィクション(創作していない読み物)
- エッセイ(自分の意見を自由に述べた読み物)
- ビジネス
- 自己啓発
- 哲学、宗教学
- スポーツ、アウトドア
- ペット
書きだしたらきりがないくらいあります。
学校で本が指定されていないのなら、自由に選択していいということですから、興味のある本を選びましょう。(指定されていないことのほうが圧倒的に多いと思います)
私なんかは「国語の教科書に出てくるような本を読まないといけない」という固定概念に縛られていたので、読書感想文が辛すぎました。
もちろん今読めば面白いんですが、当時のそもそも本を読んでいない私が読んでも、まったく面白くなかったですしどんどん本が嫌いになるきっかけになったと言っても過言ではありません(笑)
学校から指定されていないのなら、
- 好きな映画の原作小説
- 好きなスポーツについて書いている本
なんかでも良いと思います。
自分から「読んでみたい」と思える本です。
小説などの物語は「読んでみないと面白いかどうか」分かりません。
本はすべてそうなのですが、小説は特にその傾向が強いと思います。
好きな作家さんがいるのでしたら、その作家さんの本を読んでみると良いですが、そんな人はそもそも読書感想文が辛くありませんからね・・・
ある程度あらすじ(概要)が分かっている本の方が読みやすいです。
本好きの人には「そんなの読書の楽しみが減るだろ!」と言われそうですが、恐らくこの文章を読んでいる人は、読書が苦手な人だと思うので(笑)
読書感想文が苦手な人は「自分が興味があること」「ある程度知っていること」の本を選択することをお勧めします。
本が好きになるのは、それからでもいいじゃないですか!
自分の意見を言ういい機会
私は読書感想文の書き方なんて教えてもらったことはないです。(今考えると教えてほしかったですね。本の面白さも。)
しかも本も好きではなくて、できるだけ読まずに適当にあらすじを書いて終わり。みたいな感じで宿題を「こなしていました」。
学校の教育というのは、自分の意見を言う機会はゼロではありませんが、基本的には「正解」「不正解」があることを教えられることがほとんどなので、どんなことにも正解不正解があると思ってしまいがちです。
つまり「自分の意見を言う」ことに対しても、先生や周りの友達の顔色をうかがいながら当たり障りないことを言ってしまいがちです。
よく言うと空気が読める人なんですが、空気が読めすぎて自分の意見を言わなくなると個性が埋没してしまいます。
みんなと同じがいい、目立ちたくない、と思う気持ちも分かりますが「素の自分」を少し出すくらいでいいじゃないですか。
読書感想文は、自分の意見(思ったこと)を書いてみるいい機会と思って取り組んでみると面白いと思います。
読書感想文の書き方
読んでから書くはNG
私が読書が辛くて辛くて仕方なかったのは
「がんばって読み終えたけど、内容をほとんど覚えていない・・・」
ということです。
読み終えることが目的化していたんです。
読み終えただけで、頭に内容が残ってなかったら・・・それこそ時間の無駄ですよね。
そういうことを繰り返していたので読書が嫌いになりました。
読書感想文に限らず、読書の基本は「読みながらメモを取る」ことです。
自分が
- 大事だと思ったこと
- 感動したこと
- 辛い気持ちになったこと
- よく分からなかったこと
- 自分の生活と重なったこと
などを、思うたびに何でもメモするんです。
本に書きこむ場合は書きこんだページに付箋をしておくと後で読み返しやすいです。
読書は著者との会話です。
私はあまり本には書き込みせず、メモをパソコンに打ち込むのですが「どうして?」と著者に質問することがたくさんあります。
本を読み進めていくうちにその疑問が解消されることもありますし、1回では解消されずに後日また読んだときに「あ、そういうことだったんだ」とメモを追記することもあります。
こんな感じで読書感想文のネタがどんどん増えていきます。
本の内容は当然本に書かれていますが、自分の意見が詰まったメモを整理すると読書感想文になります。
気軽に素朴にその都度メモすることがおススメです。
お決まりの構成
読書感想文にはお決まりの構成があります。
- その本と出合ったきっかけ
- その本のあらすじ(概要)
- 自分が思ったこと(メモを使う)
- 今後の自分にどう活かしていくか
この4項目です。
興味のある本を選んでおけば①は問題なく書けますね。
②はどうやって書いたらいいか手が止まってしまうかもしれませんね。
100ページ(長いものは数百ページ)以上ある本を、数行でまとめられるかどうか・・・
そのように考えると難しいのですが、多くの本は結論に向かって進んで行きます。
その本で一番言いたいことは、冒頭か最後に書かれていることが多いので「この本の言いたいこと」をつかんでおくとあらすじも書きやすくなります。
③が一番長くなると思いますが、メモを取りながら読書をしていたらスラスラ、とまではいかないまでも本の内容をそこまで覚えていなくても書けます。(と言い切ってみる)
④で悩むこともあるかもしれませんが、かっこつける必要はなく、素朴に書くことが一番伝わるとは思います。
私なんかは本を読むことで、本の内容よりも自分が思うことが多く出すぎて本の内容から離れてしまい、これは感想文なのか?という状態になることもあります(笑)
ちょっとイレギュラーでかつ、読書感想文の読み手をぐっと引き込める手法ですが、①の前に
「その本を読んであなたが変わったこと」
をいきなり書くんです。
例えば
この本を読んで絶滅危惧種について真剣に考えるようになり、地球環境についてのニュースに敏感になりました。
など、一般的には「最後の締め」に来るような内容を冒頭に書いてみるのです。
読者は「おお!」と文章に引き込まれやすくなる傾向があります。
そして最後の④で、もう少し詳しく書くようにします。
例えば
先日○○のニュースを見たのですが、そのニュースで取り上げられていませんでしたが、人間の環境が良くなる一方でそこに住んでいる○○などの動物は行き場をなくすかもしれないと、複雑な気持ちになりました。
などの具体的な内容を書いていくといいですね。
私が考える読書
読書感想文を書く必要がなくても、本を読む人はたくさんいますね。
私は読書が大嫌いでした。でも今は月に何冊か本を読んでいます。
読書嫌いの人の気持ちもすごくよく分かります(笑)
私は自ら進んで読書をするわけですから、もちろん「読みたい本」を読んでいます。
もともと本が嫌いなわけですから、こうなるまでにはかなり時間がかかりました・・・
でも興味があることや今困っていること、もっと知りたいことなど、そのようなジャンルの本を読むことで「一気に読める」「楽しく読める」という体験を繰り返すことで次第に本が読めるようになってきました。
もちろん今でもメモはしています。だって一回読んでも頭にはあまり残っていませんから(笑)
最後に
どうでしょう、読書感想文書けそうですか?
裏ワザ的にすぐに終わる方法ではありませんが、今後も使える(いや人生に使える?)方法だと思います。
本は自分の中に「言葉」を増やします。
新しく覚えた言葉は人生を豊かにします。
私は読書感想文で本が嫌いになってしまいましたが(笑)、読書感想文の宿題を機会に逆に本好きが一人でも増えたらいいな、と思ってまとめてみました。