土用の丑の日が近づいていました。
みなさん、うなぎ好きですか?
私はうな重も白焼きも肝も骨せんべいも全部好きです!
うなぎはおいしいだけでなく、非常に栄養価が高い食材です。
大好きなうなぎの栄養価を知って、ありがたくいただきましょう!
目次
うなぎの栄養価と効能
うなぎは非常に栄養価が高い食材です。
夏バテ防止に食べる習慣がある人も多いと思います。
どれくらいうなぎの栄養価が高いか、見ていきましょう。
※うなぎのかば焼きは1人前(1匹)約150g前後ですので、1人前の栄養価も書いていきますね!
※ここで紹介する栄養素は「特に栄養価が高い」栄養素です。他にもたくさん含まれています。
ビタミンA 含有量トップクラス
1人前2000μg(1日ほしい摂取量660μg)
免疫力アップやがん予防に影響します。
ビタミンAが足りないと「肌のかさつき」「消化吸収能力の低下」「風邪等の感染症にかかりやすくなる」「光が眩しく感じる」などの症状が出てしまいます。
逆に過剰に摂ってしまうと、頭痛や吐き気、疲労感が出ることがあります。
上限は1日2700μgとされています。
ビタミンB1
1人前1.12mg(1日ほしい摂取量1mg)
米を主食とする日本人には特に欠かせないビタミンB1。米などに含まれる糖質をエネルギーに変える補佐をしてくれるビタミンです。
(私としては糖質そのものを減らした方が良いという立場ですが、うな重おいしいですから、食べた時はうなぎのビタミンB1にがんばってもらいましょう!)
エネルギーに変換されやすくなるので疲労回復につながります。
ビタミンB2
1人前1.1mg(1日ほしい摂取量1mg)
ビタミンB1と同じくエネルギー変換にかかわるビタミンですが、ビタミンB1が糖質をエネルギーに変えることに対して、ビタミンB2は「脂質、タンパク質、糖質」の3大栄養素をエネルギーに変えます。
すばらしいですね。
そして1日に欲しい摂取量をなんと1食でカバーできてしまうというウナギ。
ビタミンD
1人前28.5μg(1日ほしい摂取量5.5μg)
カルシウムの吸収を上げるので、骨粗しょう症や虫歯などを予防できます。
またインフルエンザの予防や、なんとがん治療への効果も期待されるビタミンです。
ビタミンE
1人前7.5mg(1日ほしい摂取量6.5mg)
高い抗酸化作用があり、美容にも欠かせない(老化防止)ビタミンです。
若返りのビタミンと呼ばれることがあるくらいです。
DHA・EPA
DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は聞いたことありますよね?
現代人に足りていないオメガ3という油の種類です。
脳の発育には欠かせない大事な油です。(脳の約60%は油なのです)
魚介類の油は大切です!
DHAやEPAは青魚に多いのですが、なんとうなぎにも豊富に含まれています。
その他
代表的な栄養素を紹介してきましたが、その他
- カリウム
- カルシウム
- 亜鉛
- ナイアシン
- ビタミンB6、B12
- 葉酸
- パンテトン酸
など、非常に多くの栄養素を含んでいます。
疲労回復などに効果のあるネバネバ成分「ムチン」も含まれていますが、ムチンは熱に弱いためウナギのかば焼きから摂取してもの効果は期待できません。
良質なタンパク質と脂質がばっちり!
人間に大切な栄養素と言えば、糖質ではなく、タンパク質と脂質です。
※脂質を普通に摂っても太りません。太るのは糖質です。
うなぎには良質なたんぱく質と脂質が多く含まれており、しかもほぼ同じ割合です。
うなぎ最高ですね。
あ、でも特にビタミンAが大量に含まれているので、ビタミンAを摂取するためのサプリメントを日常的に摂っている場合は、摂取量をオーバーしてしまう可能性があるので、気を付けて下さい。
サプリメントを摂っている人は、うなぎに限らず自分がどれくらいの栄養を摂取しているかは把握しておいた方が良いです。
栄養価が高いからと言って食べすぎには注意してくださいね!
うなぎの旬
天然のうなぎの旬は秋から冬にかけてです。
大体10月~12月です。
しかし、天然のうなぎは年々少なくなっておりほとんど食べることができないと思って良いと思います。
国際自然保護連合は2014年にニホンウナギを絶滅危惧種に加えています。
養殖はビニルハウスなどで行われている為、あまり季節に関係しません。
土用の丑の日に合わせて養殖をしているケースが多いそうです。
しかし、高いですね・・・
うなぎは昔から安くはありませんでしたが、ここ最近はさらに高騰しています。
もはや庶民の食べ物ではないですね・・・土用の丑の日以外は食べない人も多いのではないでしょうか。
- 中国産ウナギ:800円/1匹
- 国内産ウナギ:2500円/1匹
これは高い・・・
コンビニのうな重も、
- 中国産うな重:1180円/0.5匹
- 国内産うな重:1880円/0.5匹
という金額設定です。(2017年 ファミリーマートの参考金額)
2017年の土用の丑の日(どようのうしのひ)
2017年の土用の丑の日は
- 一の丑:7月25日(火)
- 二の丑:8月6日(日)
です。
ちなみに、うなぎは秋から冬が旬と書きましたが、夏にうなぎが売れないため販売促進としてうなぎを推したという説が有名ですね。
しかし本格的な夏を前に、栄養価が高い食べ物を食べるということは体にはいいことです。
1回食べたら効果があるのか、という疑問もありますが「うなぎを食べたから元気になる!」というプラシーボ効果はあるような気がしています(笑)
お米と合いすぎるのが困ります
うな重、うな丼、本当においしいですよね・・・
かば焼きのたれがご飯に合いすぎます。
うなぎを食べる時、カロリーを気にしている人が多いかもしれませんが、うなぎのカロリーよりもお米の糖質をたくさん摂ってしまうことの方がよほど恐ろしいです(笑)
どんぶりに入っているお米の糖質は、角砂糖20個は軽く超えてきます。
ダイエット(特に糖質制限)をしている人は、うなぎのカロリーではなく、お米の糖質には注意しましょう。
・・・まぁ注意してもおいしいんですけどね・・・